南米のアンデス山脈の標高3,000～5,000メートルという、極寒の過酷な山岳地帯で暮らす12万世帯の家族にとって、アルパカの群れは彼らの暮らしにかかせない貴重な助けとなっています。
アルパカは、チチカカ湖で有名なペルー、高緯度地方で知られるチリ、ボリビアに数多く住み、15～20年生きます。ペルーのような国にとってアルパカの毛の輸出は非常に重要な産業で、人々に収入をもたらす貴重な資源として毎年収穫されます。寿命を全うしたアルパカの皮革は多くの企業によってさらに役立てられます。
長い年月を共にし、命を経てなお、助けとなってくれるアルパカとのかけがえのない命のめぐりの物語と言えます。

ドイツ人のJannik Weich（ヤニック・ワイス）はまだ20代前半だった2009年にペルーの高地に訪れ、アルパカの毛の自然な柔らかさと優雅さに魅了されてしまいました。
この時のアルパカとの出会いが、2017年に彼がドイツでの起業を成功させる始まりとなりました。2019年にアルパカ製品を扱う最初の店舗をオープンし、徐々にコレクションは広まり続け、ベッドやアルパカブランケットを暖める湯たんぽ「CALMO」は今日最も成功した製品の一つです。