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NORDIC MODERN

(DENMARK)

 

20世紀のデンマークを代表する織工兼デザイナー、ヴィブケ・クリント(1927年~2019年)の名を冠した、手織りのラグのコレクション「VIBEKE KLINT」。幾何学模様、モダンな配色が特徴で、7種類のラグを展開。それらは、インド北部の熟練の織工たちにより織られています。(ラグは手づくりのため、最大で3%のサイズの誤差が生じることがあります)ウールの原料は、すべてニュージーランド産の羊毛です。ウールは、天然の脂分が含まれることから汚れにくく、お手入れも非常に簡単です。すべてのラグは、GoodWeave Internationalの認証を受けています。これは、児童労働を使用しない、持続可能で倫理的な生産を行っていることを証明するものです。

Vibeke Klint(ヴィブケ・クリント)

Vibeke Klint(ヴィブケ・クリント)

ヴィブケ・クリント(1927年~2019年)は、20世紀のデンマークを代表する織工兼デザイナー。ラグ、ホームテキスタイル、ファッションテキスタイルから、インテリアデザイン、装飾プロジェクトなどまで、多方面で活躍しました。ヴィブケは、コペンハーゲン美術工芸学校で織物を学び、1949年に卒業した後は、ゲルダ・ヘニングのもとで働き、1951年には工房を引き継ぎました。1954年、ヴィブケは、コーア・クリントの息子で、造園家のモーテン・レ・クリント(1918年~1978年)と結婚しました。コーア・クリントは、“デニッシュモダンの父”と呼ばれ、ボーエ・モーエンセン、ハンス・J・ウェグナー、モーエンス・コッホらに大きな影響を与えた建築家、デザイナーです。また、クリント家は、デンマークを代表する王室御用達の照明ブランド「レ・クリント」の創業家としても知られます。ヴィブケは、3人の子どもに恵まれました。そして、子育てと並行して、工房を運営しながら後進の育成にも尽力しました。同時に、織工として、デザイナーとして、自身の創作や、フィン・ユール、ボーエ・モーエンセン、ハンス・J・ウェグナーら、錚々たるデザイナーとのコラボレーションを通して、キャリアを築いていったのです。“世界でもっとも美しい美術館”と称されることもある「ルイジアナ近代美術館」の設計で知られる建築家、ヴィルヘルム・ヴォラートは1961年、デンマークのインテリア雑誌『BO BEDRE』で次のように語っています。「ヴィブケ・クリントのラグやファブリックは、建築家へのギフトのよう。建築家がつくる空間を、人々が気軽にくつろげる空間に変えてくれるから」2019年に亡くなるまで、ヴィブケは60年ほどに及ぶキャリアを通して、数多くの賞を受賞しました。2000年には、デンマーク女王から「ダンネブロ勲章」(文化、芸術、スポーツなどの分野で特に功績のあった人物に与える勲章)を授けられました。

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